虎牢関への道すがら、は暇だなと思って首を傾げた。
「何を考えているんだ?」
首を傾げたからだろう。隣に馬を並べていた秋蘭が話しかけてきた。
「いや、普通移動中には何をするんだ?」
これが列車や車の中なら、何かで細工物を始めていただろうが、いかんせん揺れる馬の背である。
「何を、と言われてもな。馬から降りる訳にもいかぬ。簡単な会話をするくらいだな。全速で走らせればそんな余裕すらなくなるだろう」
「それもそうか。今までは急行する事が多かったからな。何かないかな」
「……つまり、は暇だと」
「身も蓋もない言い方をするとそうなる。やっぱり、荷馬車のとこまで行って昼寝でもするか?」
「頼むから、我らの目の届く範囲にいてくれ」
後続部隊を振り返る青年の肩を、秋蘭は掴んでいた。
本当にこの男は、自分の価値を理解して欲しいと彼女は思う。
「そ、そうか」
彼女の表情に、は大人しく頷く以外出来なかった。
短いけど、秋蘭の苦労を表していると思います。
主人公の頭が上がらないうちの一人ですね。
コメント by くろすけ。 — 2013/06/16 @ 17:22
ダメだ……
Webを読むと、諒の嫁さんが秋蘭で良いじゃんと思っちゃう(汗
でも娶ると怖い2人の姑さんが付いてくる??
しっかし、何時よんでも面白く妄想が止まりません!!
小生妄想では、流琉とかが良いかも?
現時点では単なる妹兼癒しで終わってそうですが、成長期を迎えた?終えた?ら可也のハイスペックになりそうな雰囲気なので!(笑
コメント by 蒼空 — 2013/07/05 @ 01:48
>蒼空様
コメントありがとうございます。
いい女ですよね、秋蘭。
覇王様がいい女独り占めしてるから、主人公及び周辺の男達が不幸な感じにw
というか、むしろ主人公が嫁?主夫な感じでよろしくお願いします。
軽く想像して、全く違和感が無い辺りどうしようと思いましたが。
コメント by くろすけ。 — 2013/07/05 @ 17:14
恋姫の更新たのしみにしてます。
ほかの作品もがんばってください
コメント by yohiko — 2013/07/28 @ 00:17
> yohiko様
コメントありがとうございます。
更新できてなくてすみません。
申し訳ありませんが、まったり気長にお待ちくださいませ。
コメント by くろすけ。 — 2013/07/31 @ 15:59